【小松菜の栄養】カルシウムたっぷり!小松菜を食べて、骨粗しょう症予防

比較的安価で年中出回る小松菜ですが、日本人に必要な栄養素がたっぷりで優秀な食材だということを知っていますか?
小松菜に含まれる栄養を知って、より賢くおいしく食べましょう。<管理栄養士seira>

小松菜
小松菜
目次

特徴①骨粗しょう症予防につながる「カルシウム」が豊富

カルシウムは、日本人に不足しがちな栄養素です。カルシウムが不足すると、骨がもろくなる「骨粗しょう症」を招きます。このほかにも、動脈硬化を招きやすくなったり、日常生活でイライラしやくなったりします。
小松菜にはカルシウムが豊富に含まれており、その含有量はなんとほうれん草の3倍以上。
カルシウムをより効果的に吸収するためには、干し椎茸などのきのこ類や鮭に多く含まれるビタミンDを一緒に摂取するのがおすすめです。

特長②「β-カロテン」や「鉄分」が豊富

小松菜には、免疫力アップや生活習慣病予防につながるβ-カロテンが豊富に含まれています。
また、貧血予防に効果がある鉄分も豊富です。
ただし、小松菜に含まれる鉄分は吸収されにくいことが難点。ビタミンCと一緒に摂取することで吸収率がアップします。

小松菜のオススメの食べ方

小松菜をおいしく、栄養も余すことなく摂るコツは3つあります。

1、旬の冬に食べてみて


年中出回っている小松菜ですが、実は冬が旬の野菜。
寒さに強く、霜にあたった葉は肉厚になって、甘味がぐんと増しておいしくなります。

2、 煮汁ごと食べられる調理法にする

アクが少ない小松菜は、煮汁ごと食べてもおいしいです。
また、煮汁には溶け出したビタミンが含まれるので、ぜひ煮汁ごと味わいましょう。

3、栄養素の吸収率をアップさせる食材と一緒に調理したり、同じ食卓に並べたりする

カルシウムの吸収率をアップさせるビタミンDが豊富な食材・・・きのこ類、鮭
鉄分の吸収率をアップさせるビタミンCが豊富な食材・・・じゃがいも、野菜、果物
せっかく食べるなら、栄養をムダにすることなく効果的においしく!
ぜひこれらの食材を一緒に調理したり、同じ食卓に並べたりして、吸収率をアップさせましょう。

日本人に必要な栄養素がたっぷりで優秀な食材の小松菜。
おいしく賢く、食事に取り入れてくださいね。

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この記事を書いた人

栄養教諭として小中学校で勤務後、現在はフリーランス管理栄養士・フードコーディネーターとして活動中。SNSを中心に栄養情報発信、レシピ開発、栄養相談、食事指導、料理撮影等、幅広く活動している。

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