30代以上の8割がかかっているといわれる病気は?『なぜ、歯ぐきが健康な人ほどいつまでも長生きできるのか』刊行

2022年5月13日、書籍『なぜ、歯ぐきが健康な人ほどいつまでも長生きできるのか(著者:船越栄次、出版社:クロスメディア・パブリッシング)』が刊行されました。同書では、日本の歯周病治療のパイオニア的存在である著者が、歯ぐきの大切さ、インプラントなど最新治療、歯周病のメカニズム、毎日のセルフケアまで、歯ぐきの健康のために知っておきたいことをわかりやすく解説しています。

目次

注目される歯ぐきの健康

歯ぐきをだめにする歯周病が進むと、歯を失うだけではなく、糖尿病や心疾患、アルツハイマー型認知症など、さまざまな恐ろしい病気にも繋がると言われています。
この背景もあり、先日政府は経済財政運営と改革の基本方針案で、国民に毎年の歯科健診を義務付ける「国民皆歯科健診」制度の検討を明記しました。

歯を失う原因の第1位は「歯ぐきの病気」

歯は健康長寿延伸において大切な要素です。
その大切な歯を失いかねない大きなリスクは「歯の土台」、すなわち歯ぐきに潜んでいます。それは、口腔内の一部の細菌が歯の土台を破壊する歯ぐきの病気「歯周病」です。

虫歯や歯周病を引き起こすのは、悪玉菌と呼ばれる細菌です。
歯周病を引き起こす菌を総称して「歯周病菌」と呼ばれ、その種類は100種類以上あると言われています。
歯周病菌には空気を嫌うという性質があるため、歯と歯肉のすき間に塊となってくっつき、放置するとさらに奥へと潜り込んでいきます。その結果、歯周病になるのです。

歯周病の兆候を見つけるポイント

歯周病を未然に防ぐには、正しいセルフチェックの方法を理解して日常的に実践すること、あわせてプロの目で定期的にチェックしてもらう定期検診を受診することが重要です。
同書では、なかなか気づきにくい歯周病の兆候を見つけるためのポイントも紹介。

・歯肉が腫れる
・歯肉の色が赤い
・歯肉から血が出る…など

この機会に『なぜ、歯ぐきが健康な人ほどいつまでも長生きできるのか』を読んで、歯・歯ぐきについて考えてみませんか?

書籍『なぜ、歯ぐきが健康な人ほどいつまでも長生きできるのか』

書籍概要

著者:船越栄次
本体価格:定価1600円(本体1455円+税10%)
発行 : 株式会社クロスメディア・パブリッシング(クロスメディアグループ株式会社)
発売日: 2022年5月27日
体裁 : 182ページ

構成

第1章 人生100年時代、「ずっと健康」を叶えるために大切なこと
第2章 「健康な状態」を脅かす歯周病の恐るべきメカニズムとは
第3章 歯周病を適切に治療して、健康寿命を延ばそう
第4章 天然菌を失ってしまったら、インプラントを活用しよう
第5章 毎日のセルフケアで、歯ぐきの健康を維持しよう

著者プロフィール

■船越栄次
船越歯科医院 院長。専門は歯周病治療とインプラント治療。1971年九州歯科大学卒業。同大学卒業後、米国タフツ大学医学部大学院歯周病科に留学、歯周病専門医を取得。
インディアナ大学歯学部にて准教授として教鞭を執る傍ら、同大学院を卒業、学位取得。帰国後、福岡市で船越歯科医院を開業。歯科診療にあたりながら、42年以上にわたり、国内の開業医を対象にした歯周病治療とインプラント治療の卒後研修会を主宰している。歯周病治療とインプラント治療のパイオニア的存在。

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

脳活、運動、食事、睡眠、社会参加、脳トレなどの普及・啓発活動による健康寿命の延伸・認知症予防の実現を目指す「脳活新聞」

目次
閉じる