肩甲骨が硬い・ほぐしたい時のストレッチ【40からのストレッチ】

40歳を過ぎてからでも無理なく取り組める「40からのストレッチ」。今回のテーマは肩甲骨です。肩甲骨の柔らかさは、首肩のこり予防や良姿勢の保持、呼吸促進に重要です。そこで、この記事では肩甲骨の特徴や効果的なストレッチを紹介します。

目次

肩甲骨の動き方と特徴

肩甲骨の動き方は、全部で8種類あります。
全8種類の動きを可能にするため、肩甲骨には多くの筋肉が付着しており、背骨、首の骨、肋骨などの骨と繋がっているのです。
そのため、肩甲骨周囲の筋肉が硬くなると、首の動きが悪くなったり、背中が丸くなったり、呼吸に影響したりと、様々な不調が現れます。

肩甲骨のストレッチ効果とは?

肩甲骨のストレッチを行うことで、猫背の改善による姿勢調整、肩こりや首こりの予防、呼吸機能の促進など、上半身における様々な効果が得られます。
また、肩甲骨周囲の筋肉が柔らかくなると、見た目にも変化が起こり、スッキリした背中を保つことができます。

肩甲骨のストレッチを3つご紹介

肩甲骨周囲を柔らかくするための効果的なストレッチを3つ紹介します。
5分程でできるストレッチなので、無理せず実践していきましょう。

1.前鋸筋・小胸筋のストレッチ

足を伸ばして座ります。
体の少し後ろに両手を付いて、指先は外に向けます。
両肘が着くように、体を少し倒して体重を乗せます。
少しゆらゆらしながら、脇の横下あたりが伸びるのを意識しましょう。

2.菱形筋(りょうけいきん)のストレッチ

あぐらの体勢になり、膝は床から少し挙げます。
両手をクロスし、右手で左膝、左手で右膝を抱えるように持ちます。
少しずつ両膝を床に下ろしていき、背中の後ろ側が伸びるのを意識しましょう。

3.肩甲挙筋のストレッチ

あぐらの体勢もしくは椅子に座ります。
左手を右のこめかみ付近に当て、顔を左前方に傾けます。
この時、右手を右殿部の下に敷きましょう。
右首後ろから背中あたりが伸びるのを意識します。

肩甲骨のストレッチを習慣化しよう

肩甲骨のストレッチを習慣化することで、長期的に良姿勢を保てるだけでなく、首や肩こり解消と呼吸促進による日々のリフレッシュ効果が期待できます。
肩甲骨ストレッチを毎日の生活に習慣化していきましょう。

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この記事を書いた人

作業療法士として一般病院に15年間勤務しながら、非常勤講師として未来のセラピスト教育に携わる。
医療・健康・病気に関する正確な情報をわかりやすく伝えるため、WEBライティングやオンライン運動指導も行っている。

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